日本版の衛星利用測位システム(GPS)を担う政府の準天頂衛星みちびき
3号機を載せたH2Aロケット35号機が19日午後2時29分、鹿児島県
の種子島宇宙センターから打ち上げられた。衛星を予定の軌道に投入し、
打ち上げは成功しました。

みちびきは6月の2号機に続くもので、秋に4号機を打ち上げ、来年度から地上の位置を
高精度に測定できる4基体制で本格運用を開始します。

3号機はロケットの不具合などで打ち上げが2回延期されていました。

他の3基が日本のほぼ真上(準天頂)に長時間とどまる特殊な軌道を飛行するのに対し、
3号機は赤道上空の静止軌道を飛行する。
衛星の場所を分散し、測定精度を高めるためです。

災害時に被災者の安否や避難所の状況を防災機関に伝える機能も装備。航空機が
飛行位置を正確に把握するため、GPSの誤差を補正する信号も出します。

米国が開発したGPSは日本でもカーナビゲーションやスマートフォンなどで広く利用されて
いるが、位置情報の誤差が10メートルと大きい。みちびき4基を併用すると誤差を最小6センチ
に抑えられています。

高精度の位置情報は車の自動運転の実用化に大きな役割を果たすほか、
農作業や物流などの効率化につながると期待されています。
平成35年度には7基体制とし、GPSに依存しなくても誤差6センチを実現。
H2Aロケットは29回連続の成功となりました。

産経ニュースより